カメラメーカー「Insta360」のCEO劉靖康 (以下、JK)氏。1991年7月27日生まれ。2014年、南京大学在学中に動画サイトで見つけたVR映像から、360度カメラの虜になった。ハローキティと甘いものが好き。(提供:Insta360)

中国・深センのハードウェアベンダー「Insta360」。驚異のスピードで、高性能な360度カメラを次々と開発し、リコーやGoProなどのライバル社を超えて、360度カメラの売上高で世界シェアトップに躍り出た。香港やロサンゼルスにも拠点を構え、勢いのあるスタートアップが8月28日、360度カメラではない全く新しい製品を開発した。新製品発表のため来日した27歳の若きCEO劉靖康 (以下、JK)氏に、開発の背景を聞いた。(ダイヤモンド編集部 塙 花梨)

親指サイズの全く新しいウェアラブルカメラ開発

――今回発表した新製品について教えてください。

Insta360 GO(提供:Insta360)

「Insta360 GO」は、360度カメラでもVRカメラでもない、全く新しい新感覚AIカメラです。ネックレス式にして首からぶら下げたり、クリップ式で帽子や服に着けたり、まるで服の一部のように身に着けることができます。

 親指に隠れるくらいの超小型サイズで、わずか18.3グラム。一口サイズのお菓子よりも軽いです。ワンタッチで撮影を開始できますし、手ぶれ補正技術で揺れの多い移動中でもきれいな映像が撮れます。

 以前もウェアラブルカメラを開発しようと試みましたが、手ぶれの補正技術が低くなかなか実現しませんでした。優れた手ぶれ補正技術ができ、小型化してもぶれのない映像が撮れるようになったため、製品化することができました。