9月2日、韓国半導体業界が、関連部材を国産化する取り組みを本格化させている。写真はサムスン電子のロゴ。メキシコのティフアナで6月撮影(2019年 ロイター/Jorge Duenes

[東京/ソウル 2日 ロイター] - 韓国半導体業界が、関連部材を国産化する取り組みを本格化させている。日本政府が韓国への輸出管理を強化したことを受け、日本製に依存することへのリスクが改めて意識されたためだ。半導体材料市場で高いシェアを保ってきた日本の部材メーカーでは不安が広がっている。

 日韓両国の業界関係者によると、韓国半導体最大手のサムスン電子は、7月から輸出管理が強化された3品目のうち、半導体の回路を作るための感光材「フォトレジスト」や、回路を加工する薬品「フッ化水素」を巡り、日本製以外の製品の採用について精査している。

 両品目とも一部については既に個別に輸出が許可されたものの、今後、継続して出荷が認められるのかは不透明だ。共に日本が世界シェアの7-8割を占め、技術的な難易度は高いが、切り替えられる部材から徐々に切り替え、日本への依存度を下げる意向という。

 フッ化水素については、韓国化学メーカーのソウルブレインが、現在建設中の新工場で日本製に匹敵する高純度品を生産する計画だ。同社幹部によると、新工場は政府が迅速に建設申請を認可。9月末までに完成させ、年内にサムスンとSKハイニックスへの供給に向けて準備に入る。高純度のフッ化水素は、日本のステラケミファが6割の世界シェアを持つ。