アマゾナス州のジャングルの焼け跡動物たちが暮らし、薬草が生える森が焼失し、命の糧を失った先住民は、今後の生活を懸念している。写真はアマゾナス州のジャングルの焼け跡。8月24日撮影(2019年 ロイター/Bruno Kelly)

[テンハリム先住民居住区(ブラジル) 4日 トムソン・ロイター財団] - パキリ村の副村長は、村にとって来年は苦難の時になると覚悟している。アマゾンの森林を襲う火災が、村人たちの食料や医薬品、生計基盤を焼き尽くしているからだ。

 デウスディマル・テンハリム副村長は、村民たちが狩猟採集の場としている保護対象地域のうち、約6万ヘクタールが焼失したとみている。しかも、まだ鎮火していない。

「村の消防団では対処できない。ブラジルナッツを採っている木も失われた」と、副村長は言う。ブラジルナッツは近隣の町に売ったり、儀式や医薬品にも使われていると話す。

「我々にとっては神聖なものだ。だが、来年の2020年、ジャングルでブラジルナッツを見つけるのが今より難しくなるのは間違いない」

アマゾン熱帯雨林の役割

 ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は8月、アマゾン川流域の火災件数が2010年以来で最多を記録したと発表した。