「どうして、うまくいかないのだろう?」
「どうして、やらなくてはならないのだろう?」
「どうして、こうなってしまったんだろう?」

 これらが後ろ向きな質問です。できていない点や、うまくいっていない点に注目し、その原因を考えたり、そこから逃げ出したりすることに意識が向けられています。この後ろ向きな質問をすると、次のような問題が生まれます。

・気分も後ろ向きになる
・できない理由、やらない理由が大量に出てくる

 後ろ向きな気分のまま、こういった質問を続けていると、思考や行動、人生までも後ろ向きになってしまいます。行動やエネルギーを生み出すどころか、自分を卑下したり、何をしてもうまくいかない妄想のサイクルが生まれたりするでしょう。

 また、失敗した理由、うまくいかなかった理由を考えすぎる人は、行動しない自分を正当化し始めます。やらない理由をクリエイティブに思いつき、どんどんダメな自分をつくっていってしまうのです。起きてしまったことを起きるべきではなかったと考えて、誰かを恨んだり、いつまでも嘆いたりする態度は、現状のあるがままを受け止めていません。

「でも、気持ちがそうなんだから前向きになんてなれませんよ」と、言いたくなるかもしれません。しかし、前向きというのは、なにも「テンションを高くしろ」とか「パワー全開でいけ!」ということではないのです。「前向きな態度」とは、現状そのままを認めること。その現状を踏まえ、「じゃあ、どうすればいいか」と建設的に物事を考えるということです。

 つまり、前向きな質問を出していけば、人生は自然と前向きになっていきます。あなたの行きたい方に向かって前進していくのが前向きな生き方であり、それをつくり出すのが「いい質問」ということです。

自分を変えるいい質問(2)「解決につながる」こと

 いい質問の特徴の2つ目は「解決につながる」というものです。 問題があれば、「解決したい」と感じ、目標があれば「達成したい」と感じ、夢があれば「実現したい」と感じている状態です。この状態であれば、自ずといい質問が生まれます。