日銀本店9月19日、市場が注目していた日米の中銀イベントをこなし、日経平均は2万2000円台を維持、ドル/円は107円後半から108円台で取引された。写真は日銀本店。2016年7月29日、東京で撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 19日 ロイター] - 市場が注目していた日米の中銀イベントをこなし、日経平均は2万2000円台を維持し、ドル/円は107円後半から108円台で取引された。懸念された株安・円高は「杞憂」となり、日銀は次回10月会合に向け、政策判断の余地が広がったのではないか。

 そこで影響を与えるのが、10月上旬に開催される米中貿易協議だ。決裂して市場が失望し、株安・円高に振れれば、追加緩和の可能性が高まる。その一方、継続協議でも市場が好感してリスクオン相場になれば、現行の緩和政策の効果をさらに見極める展開になりそうだ。

日米中銀イベントこなし市場安定

 19日の金融政策決定会合後、日銀は公表文の最後に、物価安定目標に向けたモメンタムが損なわれるおそれについて「より注意が必要な情勢になりつつあると判断している」と明記。その上でこうした情勢にあることを念頭に置きながら、次回会合では「経済・物価動向を改めて点検していく考えである」との表現で締めくくった。

 複数の市場筋によると、円債市場では次回会合での追加緩和期待が高まって、10年最長期国債利回りはマイナス0.230%まで低下した。