JPモルガンのロゴ10月1日、米短期金融市場では9月17日に国債などを担保に短期資金を貸し借りするレポ取引の金利が一時10%まで急上昇したが、市場の混乱は金融大手JPモルガン・チェースの大幅なバランスシート縮小が一因だったとの見方が、銀行関係者やアナリストの間で浮上している。写真はJPモルガンのロゴ。ニューヨークで2017年1月撮影(2019年 ロイター/Stephanie Keith)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米短期金融市場では9月17日に国債などを担保に短期資金を貸し借りするレポ取引の金利が一時10%まで急上昇したが、市場の混乱は金融大手JPモルガン・チェースの大幅なバランスシート縮小が一因だったとの見方が、銀行関係者やアナリストの間で浮上している。

 短期金融市場は、ベアー・スターンズとリーマン・ブラザーズが相次いで破綻した2008年のような機能不全の兆候が見られなかったにもかかわらず、レポ金利が急騰。連邦準備理事会(FRB)は10月10日まで毎日、少なくとも750億ドルを供給する対応策を打ち出した。

 当局に提出された公開資料によると、JPモルガンはFRBの口座に置く超過準備が6月までの1年間に1580億ドル、57%減った。

 JPモルガンの超過準備圧縮は金利変動や世界金融危機後の銀行規制への対応として理に適ったものに見受けられるが、JPモルガンの削減額はこの間の全銀行による圧縮の約3分の1を占める。

 銀行の超過準備をウォッチしている関係者はJPモルガンのバランスシート調整について「非常に大きな動きだった」と指摘。競合他行の幹部もJPモルガンのバランスシートの変動について「巨大だった」と述べた。