コンゴ東部ルバヤのSMB所有の鉱山で10月1日、コンゴ東部、起伏に富む緑豊かな丘陵を掘り起こした、ぬかるんだ掘削現場を見下ろす小さな小屋の中で、政府職員がバーコード付きのタグを袋に取り付けている。写真は8月、コンゴ東部ルバヤのSMB所有の鉱山で、コルタンの鉱石を採掘する作業員ら(2019年 ロイター/Baz Ratner)

[ルバヤ(コンゴ民主共和国) 1日 ロイター] - コンゴ東部、起伏に富む緑豊かな丘陵を掘り起こした、ぬかるんだ掘削現場を見下ろす小さな小屋の中で、政府職員がバーコード付きのタグを袋に取り付けている。中身は、スマートフォンにも広く使われているレアメタル、タンタルを含む鉱石だ。

 担当者がクラウド上のサーバーに接続した携帯端末を使ってバーコードをスキャンすると、封印された袋の重量、タグを取り付けた日時と担当者名などのデータがアップロードされる。

 これが、コンゴ民主共和国の東部で導入された最新システムである。その狙いは、グローバルなサプライチェーンに投入される鉱産資源が、児童労働に頼らない鉱山で生産され、軍閥や腐敗した兵士らの資金源になっていないと証明するシステムを改善することだ。

 サプライチェーン監査を専門とする独ベルリンの企業、RCSグローバルが開発した新システムは、今年1月からルバヤに近いソシエテ・ミニエル・ド・ビスンズ(SMB)所有の鉱山で使われるようになった。SMBは、タンタルを豊富に含む鉱石「コルタン」を埋蔵するアフリカ大陸最大級の鉱床をいくつか保有している。

 RCSのマネージング・ディレクター、フェルディナンド・モーブレー(Ferdinand Maubrey)氏は「このシステムによって、SMBの原材料の購入者は、それが本当にこの鉱山で生産されたもので、他の鉱山からサプライチェーンに不正に持ち込まれたものではないことを最大限確認できる」と語る。