シンガポールで握手をする米国のトランプ大統領と、北朝鮮の金委員長10月7日、スウェーデンのストックホルムで開催された非核化を巡る米朝実務者協議が決裂したことを受け、北朝鮮が年末とする協議期限で揺さぶりをかけている。写真は2018年6月、シンガポールで握手をする米国のトランプ大統領と、北朝鮮の金委員長(2019年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ソウル 7日 ロイター] - スウェーデンのストックホルムで開催された非核化を巡る米朝実務者協議が決裂したことを受け、北朝鮮が年末とする協議期限で揺さぶりをかけている。

 北朝鮮外務省の報道官は、米国がアプローチを再考する期限を2019年末と明言。声明が6日国営メディアで報道された。

 しかし北朝鮮は、期限が守られなかった場合について詳細をほとんど明らかにしていない。

 以下は期限をめぐる経緯と背景。

 ◎金正恩委員長が言及

 最初に期限が示されたのは、不調に終わったハノイでの米朝首脳会談の2ヵ月後の4月に金委員長が最高人民会議で行った演説で、「今年末までは米国のより柔軟な決断を待つ」との言及があった。

 国営通信社の朝鮮中央通信(KCNA)は演説を引用し、「米国が現在の打算的な方法をやめ、新たにアプローチすることが不可欠だ」と報じた。