評価面談の様子 写真提供:i-plug

2ヵ月ごとに社員を評価し給与にも反映させるアジャイル型の人事評価を導入しているスタートアップがi-plug(アイプラグ)だ。変化が激しくスピード感のあるスタートアップで、評価する側もされる側も納得する仕組みとして、「2ヵ月評価」を編み出した背景とは。(ダイヤモンド編集部 塙 花梨)

2ヵ月に1度の「超アジャイル型」評価制度

 半期に1度、年に1度の頻度で人事評価を実施する企業が多い中、2ヵ月ごと、年間6回というハイペースで全社員を評価するスタートアップがある。興味を持った学生に対して企業がオファーを送る就活サイト「OfferBox(オファーボックス)」を運営するi-plug(アイプラグ)だ。

 この評価制度を作ったのはi-plugの人事担当・金澤元紀氏。その理由について、「目標は、自分で設定することで、社員のモチベーションを上げる効果があります。しかし、半年や1年もたつと、忘れてしまう。2ヵ月という期間が最適でした」と語る。

「2ヵ月評価」では通常よりも評価が高頻度のため、社員の負担にならないように、定める目標は1つだけにしている。最大7人のチームを編成し、チームリーダーが評価者となる。評価者は、2ヵ月ごとに部下が掲げた1つの目標を達成できたかどうかを見て、5段階で評価をする。目標自体はいつでも変更可能で、2ヵ月ごとに変更する社員もいれば、1年間まったく変更しない社員もいる。

「評価項目が細かければ細かいほど、社員の不信感は増します。“なんとなく”の判断が介入しやすい項目は排除し、1つの明確な目標を評価するシンプルな設定にしました」(金澤氏)