ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今月実施したエコノミスト調査によれば、米製造業活動が2四半期以上連続で縮小するリセッション(不況)に陥っているとの見方が63.5%を占めた。また、年後半の米国経済の成長ペースは一段の鈍化が予想されている。2019年下半期の経済成長率について、エコノミスト予想の平均は7-9月期が1.82%、10-12月期が1.77%と、9月時点の1.92%、1.81%から低下した。回答者が経済見通しへのコメントで多く挙げたのは貿易を巡る不確実性、世界経済の低迷、米政治情勢だ。ジョージア州立大学のエコノミスト、ラジーブ・ダワン氏は世界経済の混乱、ボーイングの新型機マックスの失敗、ゼネラル・モーターズ(GM)のスト、選挙、弾劾ドラマなど、ショックが止めどもなく続出していると述べた。
「米製造業は不況」が過半数=WSJエコノミスト調査
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