来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(10/15~18)の日経平均株価の予想レンジは、
2万1400~2万2200円! 米国による「対中追加関税」
が延期されれば、日経平均株価のさらなる上昇も!

2019年10月11日公開(2020年4月27日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は上昇!
米中閣僚級協議に対する進展期待も高まる

 今週(10月7日~11日)の日経平均株価は上昇しました。

 今週は、週を通じて、10月10日から始まった米中閣僚級協議に関連した報道などに振りまわされる相場展開となりました。しかし、初日となった10日の会合後に、トランプ大統領が「非常にうまく行った」と述べたほか、翌11日にはトランプ大統領が中国副首相と会談する予定を明らかにしたことが、投資家を買い戻しに向かわせました。

 また、小売企業を中心とした決算発表が相次ぐ中、ファーストリテイリング(9983)が今期も増収増益の見込みと発表したことでリバウンドをみせ、日経平均株価を押し上げました。

 テクニカル的には、先週後半からの弱含む局面においても75日移動平均線が下値支持線となってきましたが、本日10月11日には上値を抑えていた25日移動平均線を突破しました。これにより、10月前半の急落局面で空けたマドが埋められました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 投資家の心理状態が改善に向かうことで、弱気に傾いているポジションの巻き戻しが強まることが期待できます

 その他、ノーベル化学賞で旭化成(3407)の名誉フェロー・吉野彰氏が受賞したことを受けて、旭化成などリチウムイオン電池関連株の一角が物色されました。

来週の日経平均株価は、米中閣僚級協議の行方次第!
対中追加関税が延期になればリバウンド基調が強まる

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1400円 ~ 2万2200円

 
 来週(10月15日~18日)の日経平均株価ですが、まずは米中の閣僚級協議で部分的な合意が成立するかどうかが重要視されるでしょう。もし、10月15日から実施される予定の対中追加関税の延期が示されるようだと、リバウンド基調が強まることが期待できます

 一方で、米国の対中追加関税が予定通りに実施されるようだと、投資家の失望感から、再び75日移動平均線を下値支持線として意識したトレンド形成が警戒されます

 また、来週から米国では決算発表が本格化してきます。主要な金融株の決算が相次ぐほか、非鉄大手のアルコア(AA)IBM(IBM)ネットフリックス(NFLX)などが予定されていますので、これを受けた米国経済の動向が意識されやすく、日本株への反応も出やすいでしょう。物色としては、先物主導のインデックス売買が中心になりやすく、大型株が優位になりそうです。

 その他、テーマ株としては、来週10月15日から「CEATEC 2019(シーテック 2019)」が幕張メッセで開催されることから、「IoT」や「5G」関連が材料になる可能性がありそうです。
【※「CEATEC 2019」関連銘柄についての解説記事はこちら!】
⇒IT・エレクトロニクス分野の展示会「CEATEC」の関連銘柄を紹介! 国策テーマ である「Society 5.0」に関する総合展示会で注目すべき企業はここだ!

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
イトーヨーギョーが+74.13%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄をみていきましょう。

 今週の値上がり率ランキング1位は、イトーヨーギョー(5287)でした。台風15号による被害による復興に絡み、無電柱化が促進される可能性が高まっているとの思惑です。さらに台風19号が接近する中で、防災関連として個人主体の資金が集中しました。ストップ高を交え、連日強い値動きが続きました。

 値上がり率2位の創通(3711)に関しては、バンダイナムコホールディングス(7832)がTOBを実施して完全子会社化すると発表。買付価格は1株につき3100円で、これにサヤ寄せする相場展開になりました。

 値上がり率4位のプロルート丸光(8256)は、ウェルス ブラザーズが保有比率を19.60%に引き上げたことや、信用規制の解除、ZOZO執行役員を社外取締役候補に選出したことなどが材料視され上昇しました。低位材料株ということもあり、個人主体の短期値幅取り狙いの資金が集中した形です。

 一方、値下がり率ランキング1位のフィンテック グローバル(8789)は、2019年9月期業績予想の下方修正が嫌気されました。営業損益は、従来予想の5億1000万円の黒字から16億3100万円の赤字に下方修正されました。期待されていた「ムーミンバレーパーク」が、天候不順などの影響で計画を下回ったことが響いたようです。

 値下がり率2位は、夢の街創造委員会(2484)。2020年8月期予想で、売上高こそ前期比39.5%増の93億円でしたが、営業損益が15億円の赤字を見込んでいることが嫌気されました。

■今週の値上がり率トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +74.13 イトーヨーギョー(東1・5287)
2 +47.78 創通(JQ・3711)
3 +37.18 フォーバル・リアルストレート(JQ・9423)
4 +36.36 プロルート丸光(JQ・8256)
5 +33.83 トランザス(マザ・6696)
■今週の値下がりワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −28.57 フィンテック グローバル(マザ・8789)
2 −26.66 夢の街創造委員会(JQ・2484)
3 −25.71 文教堂グループホールディングス(JQ・9978)
4 −21.25 日本エンタープライズ(東1・4829)
5 −21.09 日本エマージェンシーアシスタンス(JQ・6063)
■今週の出来高トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 408,640,000 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
2 222,341,000 エー・ディー・ワークス(東1・3250)
3 203,064,800 音通(東2・7647)
4 172,572,200 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
5 128,102,200 ランド(東1・8918)

【来週の主要イベント】
米国で本格化する決算発表や対中関税の行方に注目!

<10月14日(月)>
・体育の日
・中9月貿易収支
・欧8月鉱工業生産

<10月15日(火)>
・8月第三次産業活動指数
・8月鉱工業生産(確報値)
・8月設備稼働率
・決算発表:キャンドゥ(2698)北の達人コーポレーション(2930)ドトール・日レスホールディングス(3087)ティーケーピー(3479)ロコンド(3558)ウォンテッドリー(3991)Sansan(4443)松竹(9601)
・CEATEC JAPAN 2019(15日~)
・中9月生産者物価指数(PPI)
・中9月消費者物価指数(CPI)
・英9月失業率
・独10月ZEW景況感調査
・米10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
・決算発表:ブラックロック(BLK)シティグループ(C)ゴールドマン・サックス・グループ(GS)ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)JPモルガン・チェース(JPM)ウェルズ・ファーゴ(WFC)
米国が対中関税拡大(予定)

<10月16日(水)>
・英9月消費者物価指数(CPI)
・英9月小売物価指数(RPI)
・欧8月貿易収支
・米9月小売売上高
・米10月NAHB住宅市場指数
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・決算発表:アルコア(AA)バンク・オブ・アメリカ(BAC)IBM(IBM)ネットフリックス(NFLX)ペイパル(PYPL)USバンコープ(USB)

<10月17日(木)>
・決算発表:モバイルファクトリー(3912)KOA(6999)
・英9月小売売上高
・米9月住宅着工件数
・米9月建設許可件数
・米9月鉱工業生産/設備稼働率
・決算発表:モルガン・スタンレー(MS)

<10月18日(金)>
・9月全国消費者物価指数(CPI)
・中9月小売売上高
・中7-9月期四半期国内総生産(GDP)
・米9月景気先行指標総合指数
・決算発表:アメリカン・エキスプレス(AXP)

【来週の注目銘柄】
「ヴィスコ・テクノロジーズ」「プロレド・パートナーズ」
「エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート」をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

ヴィスコ・テクノロジーズ(2019年10月11日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
電気機器 東2・6698 1346円 37.3倍 3.67倍
労働生産性の向上や営業効率化ニーズ高まりが追い風に!
高性能・高機能な画像処理検査装置を手掛けています。電子部品、半導体、自動車、ロボット、医療薬品分野、プラスチックなど、業界特有の検査項目と生産現場のニーズに合った検査実績があります。電子部品や半導体は、5G開発が世界的に増加することにより微細化が進んでいくため、その過程で発生するさまざまな検査工程での需要が期待されます。株価は、8月半ばにマドを空けての下落をみせましたが、8月末の安値1123円を底値にリバウンド基調が継続しており、直近で75日移動平均線を回復しています。
最新の株価チャートはこちら(楽天証券公式サイトへ)
プロレド・パートナーズ(2019年10月11日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 マザ・7034 8270円 68.9倍 12.08倍
独自の経営コンサルティング事業を展開
コストマネジメントを主軸に、成果報酬型の経営コンサルティング事業を展開しています。プロレド・パートナーズのコンサルティングは、業種にとらわれず、飲食・小売・サービス・メーカー・商社など、幅広い業種の企業に導入されています。成果報酬型のため、新規コンサル領域は投資が先行しますが、企業のコスト削減ニーズが高く、潜在市場は大きいとみられます。株価は、9月半ば以降にリバウンド基調が強まり、9月24日には9830円まで上昇。その後は、株価上昇も一服していますが、高値圏での底堅い値動きが続いています。
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エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート(2019年10月11日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東2・3850 3455円 33.9倍 4.24倍
システム共通基盤「intra-mart(イントラマート)」を展開
業務改善プラットフォーム・システム共通基盤「intra-mart(イントラマート)」を主力に、パッケージの開発・販売、コンサルティング・システム開発などを手掛けています。クラウドビジネスの販売拡大に注力するほか、モバイル領域への事業拡大や基幹製品の販売体制強化に向けた取り組みを進めています。株価は、上昇トレンドを形成する中、8月23日の高値3985円をピークに調整をみせていましたが、75日移動平均線を下値支持線にリバウンドを始め、直近では25日移動平均線を突破しています。
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【※今週のピックアップ記事!】
米国株の中で「株価10倍」が期待できるのは「ピンタレスト」と「ビヨンド・ミート」の2銘柄! 事業内容がユニークで、他社にはない強みを持つ銘柄が狙い目!

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