サボり制度を使って、地方からきた母親を見送る様子 写真提供:マーケロボ

「週末、香川県に住んでいる母が東京に遊びに来ました。月曜の朝、帰りの新幹線までたどり着けるかが不安だということで、見送りのためにサボり制度を使いました。1回3時間という単位で使えるので、一緒にランチを食べてから出社でき、プチ親孝行ができました」(新卒入社1年目の女性社員)

 他にも、「地元の友達が遊びに来る」「美容室に行く」「遅くまでゲームをやって寝不足だから寝る」など、使い方はさまざまだ。

「集団サボりと称して、みんなでこの制度を使ってスポーツ観戦に行くこともあります。わかりやすくシンプルな制度なのと、給与換算に含まれているため、使用率は100%。また、リフレッシュが目的なので、社内で休むのではなく、社外でのサボりを推奨しています」(田中氏)

大企業こそ、サボり文化を入れるべき理由

“サボり”という言葉から、スタートアップだからこそできるライトな制度だと想像してしまいそうだが、田中氏は「大企業にこそ導入してほしい」と主張する。

「この制度の良さは、“メリハリがつく”こと。オンとオフの切り替えがはっきりできるようになるのです。本来、有休はオフのはずなのに、多くの社員がオフとして使えていません。だからこそ、オフの時間を会社側がちゃんと作ってあげることで、オンの時間で、より成果が出せるようになるのだと思います。これが本当の意味での働き方改革なのではないでしょうか」(田中氏)