――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***   米飲料大手コカ・コーラは売上高を力強く伸ばしているが、依然としてドル高の重みに苦しんでいる。投資家は前者に注目し、後者については心配しすぎないほうがいい。  コカ・コーラが18日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、為替変動の影響を除いた既存事業ベースの売上高が前年同期比5%増と、市場予想の約4%増を上回った。とはいえ、世界的な景気減速はドルに対する他国通貨の下落を引き起こし、打撃をもたらしている。為替の影響を含めたコカ・コーラの7-9月期売上高は、わずか2%の増加にとどまった。