[ロンドン 18日 ロイター] - 米フェイスブック<FB.O>が導入を計画している暗号資産(仮想通貨)「リブラ」などを含むステーブルコイン(法定通貨を裏付けとしたデジタル通貨)は、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金規制を巡る国際的な取り組みを妨げ、台無しにしかねない──。マネーロンダリング対策の政府間組織、金融活動作業部会(FATF)は18日、警鐘を鳴らした。

FATFは、ステーブルコインは規制対象の仲介業者を必要としない仮想通貨や「P2P取引」を一挙に普及させ、犯罪に利用されるのを防ぐためのさまざまな努力を損なう可能性があると指摘。ステーブルコインとその背後にある企業は、暗号資産と伝統的な金融資産に関する国際基準の枠組みに入ることになると強調した。

FATFのトップを務める劉向民氏はパリで記者団に「ステーブルコインが一般化すれば、マネーロンダリングとテロ資金に関する新たなリスクにつながる恐れがある。ステーブルコインに絡むそうしたリスクに適切に対処する道を確保するのがわれわれの責務だ」と語った。