――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  新興ハイテク企業を扱う中国の新証券取引所「科創板」。その英語名称が「スターマーケット」と聞けば、輝かしい上昇を連想する。だが取引が始まってから3カ月が経過し、同取引所は投機資本を吸い込みながらほとんどリターンを吐き出さないブラックホールの様相を深めている。  「科創板」は上海証券取引所に新設され、7月22日の取引初日以来、出来高は急減している。取引が細っている背景には、中国の最も有望な企業が米国の資本市場に目を向けていることが読み取れる。