[23日 ロイター] - 米マイクロソフト<MSFT.O>が23日発表した第1・四半期(7─9月)決算は利益と売上高が市場予想を上回ったが、成長をけん引するクラウドサービス「アジュール」は売上高の伸びが鈍化した。ただ、アジュールを含むクラウド部門の10─12月期売上高見通しは市場予想を上回った。

また、同社幹部は会見で、2020年度通期の売上高と営業利益がいずれも2桁の伸び率になるとの見通しを示した。

株価は引け後の取引で0.45%高となった。

アジュールを含む「インテリジェント・クラウド」部門の10─12月期売上高は112億5000万─114億5000万ドルと予想。リフィニティブのI/B/E/Sによるアナリスト予想(112億ドル)を上回った。

同部門の7─9月期の売上高は108億ドルで、市場予想を上回った。アジュールの売上高は59%増となったものの、伸びは前年同期の76%から大きく鈍化し、市場予想も若干下回った。

バーンスタインのシニアアナリスト、マーク・モードラー氏は「業績見通しは非常に強い」とし、「通期見通しの強さに驚いているアナリストも多い」と語った。

ジェフリーズのアナリスト、ブレント・シル氏は7─9月期決算について、「ほぼすべての重要項目でコンセンサス予想を上回り、全体的に強い内容だった」と評価した。

ただ、シノバス・トラストのシニアポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は「アジュールの売上高の伸びが59%と、コンセンサス予想の60%を下回った」と指摘した。

マイクロソフトはこのほか、ビジネス向け交流サイト「リンクトイン」や業務ソフト「オフィス」を含む「プロダクティビティ・アンド・ビジネスプロセス」部門の10─12月期売上高見通しを113億─115億ドルとした。市場予想は114億ドル。

パーソナル・コンピューティング部門の7─9月期の売上高は4%増の111億3000万ドルとなった。同部門には基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」やゲーム専用機「Xbox」、ラップトップ「サーフェス」などが含まれる。

ウィンドウズは個人用パソコン向けの売上高が7%減少した一方、業務用パソコン向けが19%増と好調だった。

パーソナル・コンピューティング部門の10─12月期売上高見通しは126億─130億ドルで、市場予想の133億8000万ドルを下回った。

7─9月期決算は、全体では純利益が前年同期比21%増の106億8000万ドル(1株当たり1.38ドル)。売上高は14%増の330億6000万ドル。

アナリスト予想は1株利益が1.25ドル、売上高が322億3000万ドルだった。

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