BASE代表取締役CEOの鶴岡裕太氏 Photo by Naoki HayashiBASE代表取締役CEOの鶴岡裕太氏 Photo by Naoyuki Hayashi

ECサイトを手軽に作成できるサービス「BASE」を提供するBASEが10月25日、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。個人が自ら作ったモノを自らネットで売る――この経済圏を実現するため、6年以上地道に開発を続けた結果、80万店舗が利用するまでのサービスに成長した。創業者で代表取締役CEOの鶴岡裕太氏にこれまでの軌跡を聞いた。(ダイヤモンド編集部 副編集長 岩本有平)

「僕たちはECサイトを作ってくれるユーザーの方々のことを『オーナーズ』と呼んでいますが、BASEがやるべきは、コマースや金融、もしくは新しいサービスを使って、そのオーナーズのビジネスをもっと強くしていくこと。つまり『いいプロダクトを作る』ことに尽きます。そのために、上場や資金調達など、どういった手段を取っていくのか。その選択肢があるだけです」

 個人や中小規模の事業者をターゲットにしたECサイト作成サービス「BASE」。今春、サービスを提供するスタートアップ・BASEのオフィスに訪れた際に、代表取締役CEOの鶴岡裕太氏はこう語った。当時はまだ、上場承認が下りる前の時期。鶴岡氏からこれ以上の具体的な言及はなかったが、その発言は、上場後の次なる展開を見据えたものだったのだろう。