さらに、ブルーライトに曝され続けると、老いたハエではストレス応答遺伝子が発現することが明らかになった。しかし、この発現は若いハエでは認められなかったことから、研究グループは老化の過程で光の累積曝露量がストレスとして作用するとの見方を示している。

 結果についてGiebultowicz氏らは、「光がハエの老化を促進するという事実に、最初は非常に驚いた。しかし、ブルーライトを含まない光でもハエの寿命をわずかに縮めるが、ブルーライトだけで寿命が劇的に短縮することは明らかだった」と述べている。

 また、Giebultowicz氏は、脳波の活動やホルモン産生、細胞の再生といった生理機能が持つ概日リズムには自然光が重要であると述べるとともに、人工光への曝露が睡眠障害や概日リズムの乱れのリスク因子であることを示唆するエビデンスの存在を指摘。その上で、人体への長期的な影響が分かっていないブルーライトの曝露が、LED照明や電子デバイスの普及によって増大していることに懸念を示している。

 もちろん、動物実験の結果がそのままヒトに当てはまるわけではない。しかし、Giebultowicz氏らは、琥珀(アンバー)色の眼鏡でブルーライトをカットして網膜を保護できることや、スマートフォンやノートパソコンなどの機器はブルーライトをカットする設定にできることを挙げ、ブルーライトの曝露を減らすよう助言している。(HealthDay News 2019年10月22日)

https://consumer.healthday.com/health-technology-information-18/misc-computer-health-news-150/could-screens-blue-light-make-you-old-before-your-time-751355.html

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