株式レポート

(朝)米国市場は米中貿易協議進展への期待で上昇 ダウ平均とSP500が史上最高値を更新 日本市場は米国株高と円安で上昇か - 市況概況

11月8日 8時8分
マネックス証券
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【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 27674.80  △182.24 (11/7)
NASDAQ: 8434.52  △23.89 (11/7)

1.概況

米国市場は中国商務省が発動済みの追加関税を段階的に撤廃する方針で米国と一致したと発表したことで上昇しダウ平均とS&P500株価指数が史上最高値を更新しました。97ドル高でスタートしたダウ平均は昼前に282ドル高まで買われたあと上値が伸び悩むとホワイトハウス内で追加関税の撤廃について反対が出ていると伝わったことで引けにかけて上げ幅を縮めたものの結局182ドル高の27,674ドルと反発し今月5日に付けた史上最高値を更新して取引を終えています。

また、S&P500株価指数も8ポイント高の3,085ポイントと続伸となりこちらは4日に付けた史上最高値を更新しています。さらにハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5日に付けた史上最高値にわずかに届きませんでしたが23ポイント高の8,434ポイントとなっています。

2.経済指標等

先週一週間の米新規失業保険申請件数は前週比8000件減の21万1000件となり市場予想を上回る改善となりました。一方で9月の米消費者信用残高は95億1289万ドル増に止まり市場予想を下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーや金融、コミュニケーション・サービスなどの7業種が上げ、エネルギーが1%を超える上昇となりました。一方で4業種が下げ、公益事業と不動産が1%以上下落しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中23銘柄が上げました。そのなかでもダウ(DOW)が3%近く上げたほか、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)とゴールドマン・サックス(GS)、エクソンモービル(XOM)も2%以上上げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、ラルフローレン(RL)が決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったことで急伸し14%を超える上昇となりました。半導体大手のクアルコム(QCOM)も決算で売上高が市場予想を上回ったことや、5G対応の製品が2020年以降の収益を押し上げるとの見方を示したことで6%を上回る上昇となりました。一方で旅行予約サイト大手のエクスペディア・グループ(EXPE)とトリップアドバイザー(TRIP)が決算で売上高と利益が市場予想を下回ったことなどでともに急落し、エクスペディア・グループが27%以上、トリップアドバイザーが22%以上下げています。動画配信機器のロク(ROKU)も決算で最終赤字が拡大したことなどから急落し16%安となっています。

5.為替・金利等

長期金利は0.09%高い1.91%となりました。こうしたなかドル円は円安に振れ109円台前半での推移となっています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高と円安を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均は連日での年初来高値更新となりそうで、節目の23,500円を回復できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

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