ずさんな家計管理収入が多くても家計管理がずさんだと、使途不明金が多くなり、貯蓄も思うようにできなくなります(写真はイメージです) Photo:PIXTA

夫と別居中の40歳女性
子ども2人を大学進学させたい

 今回のご相談者は、2人の小学生の子どもを持つ40歳の女性です。夫とは2年前から別居しており、お子さまの今後の教育費などについて心配されています。

<相談者の家族構成と年齢>
Hさん(ご本人、公務員)40歳 ※夫とは2年前から別居中
長男(小学5年生)10歳、次男(小学2年生)8歳

<世帯収入>
年収775万円(手取り577万円)

<貯蓄>
854万円(下記、内訳)
・大手銀行定期預金 450万円  ・ネット銀行定期預金 50万円
・息子定期(ネット銀行2人分) 180万円 ・息子積立定期(今年8月から) 2万円
・生命保険(長男の学資保険として、現在) 80万円 ・生命保険(次男の学資保険として、現在) 30万円
・個人年金保険 31万円 ・財形年金 19万円 ・iDeCo 12万円

<支出(月間)>
24万9500円(下記、内訳)
・家賃 7万3000円(マンション家賃6万8000円、共益費5000円)
・食費 4万円
・駐車場代 2万2000円(職場1万円、自宅1万2000円)
・車ローン 1万6000円(3年後、最終月に60万円支払いで完済)
・ガソリン代 1万5000円
・通信費(通信、格安スマホ2台、安心携帯1台) 1万円
・光熱費 1万円
・息子の習い事2万2000円(習字6000円、体操教室1万6000円)
・息子の学校教材費など 1万円
・職場の集金 4000円
・化粧品 7500円
・交際費、雑費など 2万円

<毎月の貯蓄額>
7万7000円(下記、内訳)
・生命保険(次男の学資保険として48歳まで。49歳で解約時128万円) 1万円
・自分の保険(収入保証1580円、入院給付特定疾病2483円) 約4000円
・息子2人分の保険 2000円
・生命保険(長男の学資保険として45歳まで。46歳の解約時172万円) 9000円
・iDeCo(昨年10月から) 1万2000円
・職場財形年金(昨年8月から、ボーナス時は+2万円ずつ) 1万円
・職場個人年金保険(昨年8月から、ボーナス時+10万円ずつ) 1万円
・ネット定期預金(今年8月から) 2万円

※時々、ネットショッピングで無計画に衝動買いすることあり。帰省は年3回で、交通費は1万円ほどずつ。クリスマス、お正月、誕生日などイベント時は出費が増える。

<相談内容>
息子2人を何とか大学まで出してあげたいと思っています。この調子で準備ができるでしょうか。老後に田舎で家を買いたいと思っていますが(現在、都市部に在住、将来地元に帰るかもしれないので、マンションなど購入の意図なし)、老後にお金はいくらぐらい貯まっているでしょうか。これまで独身時代から別居までほとんど貯金をせず暮らしてきたため、焦りがあります。

夫とは週1、2ペースで会い、関係は良好ですが、浪費家でいろいろあったため今後も同居するつもりはありません。金銭的支援は一切ありません。

車は2年前に新車で購入し、乗りつぶす予定。管理職になる希望はなし。ふるさと納税に昨年から11万円ほど寄付しています。

また、世話になった父母に、夏5万円、冬10万円を帰省時に渡しています(3年前から)。息子へのお年玉やお小遣い、お祝いなどは全額貯金しています。

こうした事情がありますが、60歳まで働いて辞めた場合、65歳までの場合と考えていただけたらありがたいです。できれば早期退職希望です。よろしくお願いします。

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