11月8日、トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る下院の弾劾調査は、13日と15日の公聴会がテレビ中継され、これまで非公開だった証言の様子が衆目にさらされる。ワシントンの下院内にある公聴会の会場で6日撮影(2019年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る下院の弾劾調査は、13日と15日の公聴会がテレビ中継され、これまで非公開だった証言の様子が衆目にさらされる。下院情報委員会のアダム・シフ委員長(民主党)は「米国民が自分自身で証言について判断する機会になる」と述べた。

 今回のTV中継公聴会の主な論点をまとめた。

民主党の狙い

 トランプ氏には職権を乱用し、ウクライナに対して、来年の米大統領選で民主党の候補となっているバイデン前副大統領の息子が関与した汚職の疑いを調査するよう圧力を掛けたとの疑惑がある。民主党はTV中継公聴会を通じて、この疑惑を裏付ける証言を公にし、大統領弾劾に向けて国民から幅広い支持を獲得したい考えだ。

 民主党は、トランプ政権がウクライナに首脳会談の可能性をちらつかせてトランプ氏の要求に応じさせようとしたことを裏付ける証拠を手に入れたいと考えている。同政権の高官がウクライナへの軍事支援を遅らせ、トランプ氏の私的弁護士ジュリアーニ元ニューヨーク市長の手を借りた経緯も取りざたされている。

 トランプ氏は疑惑を全面否定している。