[5日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ<UBER.N>は5日、安全に関する報告書を公表し、同社のサービス中に運転手や利用客が関わった性的暴行事件が米国内で2018年に3000件以上報告されたと明らかにした。

米国内で昨年のウーバーの利用回数は約13億回だったという。

18年の性的暴行の報告件数は前年から16%減少した。また、乗客に責任があるものが全体の約半分を占めた。

17年と18年を合わせた23億回の利用回数のうち、99.9%は安全面で問題がなかったという。

同社は約70カ国でサービスを展開しているが、今回の米国の安全に関する報告書を他国でのサービスにも活用すると説明した。

ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)はツイッターへの投稿で、性的暴行事件の発生率や同社の安全対策については肯定的、否定的両方の見方があると思うが、「どれも正しいだろう」と述べた。

報告書によると、18年は強制性交の被害が235件、強制性交未遂の被害が280件報告され、ほぼすべて女性によるものだった。このほか、同意のないキスや体への接触も性的暴行に含まれている。

また、暴行事件による死者は17年に10人、18年に9人で、被害者のうち8人が乗客、7人が運転手、4人が通行人など第三者だったとしている。

ウーバーと競合するリフト<LYFT.O>は文書で、安全に関する報告書を出し、安全でない運転手について情報を共有する考えだと表明。報告書の発表日は明らかにしていない。

ウーバーは、自社サービスで運転手を採用する前に職歴などを厳しく審査していると説明。報告書によると、2017━18年に審査で不合格となった運転手は100万人に上った。さらに、追加の審査で4万人以上の採用を撤回したと明らかにした。

*内容を追加しました。