ベネズエラ野党指導者フアン・グアイド氏
マドゥロ大統領の打倒をめざすベネズエラ野党指導者フアン・グアイド氏(写真)が、新たな難題に直面している。野党議員に収賄疑惑が持ち上がったためだ。写真は1日、カラカスで撮影(2019年 ロイター/Manaure Quintero)

[カラカス/マラカイボ(ベネズエラ) 3日 ロイター] - ニコラス・マドゥロ大統領の打倒をめざすベネズエラ野党指導者フアン・グアイド氏が、新たな難題に直面している。野党議員に収賄疑惑が持ち上がったためだ。幻滅したベネズエラ国民の間には、グアイド氏の「旬」は過ぎたのではないかとの疑念も広がっている。

 ベネズエラの調査報道サイト「アルマンド・インフォ(Armando.info)」は、野党の国会議員9人がマドゥロ政権とつながりのある企業関係者に便宜を図っていたと報道。この報道を受けてグアイド氏は1日、議会において、違法な謝礼を受けたと疑わしき野党議員を調査するとの姿勢を示した。

「グアイド氏は時機を逸した」

 荒廃しつつあるベネズエラ西部の都市マラカイボでバスを待っていたマリオ・シルバさん(60)は、ロイターのインタビューに対し、「前進すべきときだ」と述べ、「グアイド氏は時機を逸した」と失望を隠さなかった。

 今年1月、シルバさんを含む数百万人のベネズエラ国民は、マドゥロ大統領に対する大胆な挑戦者としてグアイド氏が暫定大統領への就任を宣言したとき、分裂しがちだった野党勢力を結束させ、過去のスキャンダルとも無縁の清新な政治家が登場したことを歓迎した。