日本選手が初めてメダルを獲得したのは、その8年後の第7回アントワープ(ベルギー)大会。テニスの熊谷一弥がシングルスで銀、柏尾誠一郎と組んだダブルスでやはり銀メダルを獲った。以来、日本は92年にわたって19回の夏季五輪に参加し、トータルで362個のメダルを獲得してきた(金=123、銀=112、銅=127)。このうち個人競技でのメダルは307個(金=110、銀=94、銅=103)。

 これだけのメダルを獲っていれば全国47都道府県すべてからメダリストが出ているものと思って当然である。ところがそんなことはなく、まだ個人競技のメダリストをひとりも出していない県もいくつかあるのだ。また、その一方で意外な地域がメダルを多数獲得していたりする。

 お盆の帰省シーズンも近づいてきたし、郷土意識で盛り上がる高校野球の開幕も目前ということもある。それに先駆けて今回は都道府県別の五輪メダル獲得状況を紹介しよう(データは今大会開始前までのもの。出身地については幼少期に転居したケースなどがあって一定しないため出生地で見ている)。

金メダル獲得数、
総メダル獲得数が多い都道府県は?

 まず金メダル獲得数。一番多いのは北海道と愛知で9個。以下、3位=東京(8個)、4位=秋田・茨城(7個)、6位=新潟・福岡(6個)、8位=熊本・大阪(5個)、10位=青森・群馬・奈良(4個)、13位=静岡・和歌山・広島・鹿児島(3個)と続く。

 次に金・銀・銅の合計メダル獲得数。1位は東京で26個。以下、2位=大阪(23個)、3位=秋田(20個)、4位=愛知・福岡(16個)、6位=新潟(14個)、7位=北海道(13個)、8位=静岡・岡山(12個)、10位=青森・神奈川(11個)、12位=和歌山(10個)、13位=茨城(9個)、14位=鹿児島(8個)と続く。

 合計メダル獲得数で東京が1位、大阪が2位になっているのは、人口が多く、スポーツが十分できる環境が整っていることからも当然といえるだろう。東京出身の主なメダリストには体操の塚原光男(金2個)、北島康介(金4個)など、大阪出身には体操の具志堅幸司(金2個)、柔道の石井慧(金1個)などがいる。