ともあれメダル獲得ランクで上位に来ている都道府県はそうした名選手を出したところだ。福岡は柔道の谷亮子、青森はレスリングの伊調千春・馨姉妹が出た。伊調馨は今大会で3連覇に挑むし、千春に代わって48キロ級に出場する小原日登美も青森出身。順当なら青森の獲得メダル数を積み上げてくれるはずだ。

 その一方で、まだ1個のメダルも獲得していないところもある(夏季五輪の個人競技に限定した場合)。山梨、長野、福井、沖縄の4県である。大会前はここに埼玉も含まれていたが、同県出身の三宅宏実が銀メダルを獲得したことでメダル未獲得県から脱出した。埼玉のスポーツファンはその意味でも三宅の健闘を称えるべきだろう。

 なお、残りの4県の出身選手も今大会に出場している。山梨はレスリング・フリー66キロ級の米満達弘、長野はカヌー・スラロームの矢澤一輝、福井はフェンシング女子エペの中野希望、沖縄は自転車ロードの新城幸也といったところだ。いずれも注目競技ではないが、該当4県の人たちは彼らに熱い声援を。

 今後も全国各地で地元が生んだ五輪選手を応援する集いが行われるだろう。ひとつでも多くの歓声が聞かれることを期待したい。