英総選挙、6つのシナリオ 市場はどう反応するか
12日投開票の英総選挙は、EU離脱への影響と与野党が両極端の政策案を示す中での選択という意味で、数十年に一度の重要な選挙になるとされている。写真はポンド紙幣。バンコクで2010年10月撮影(2019年 ロイター/Sukree Sukplang)

[ロンドン 11日 ロイター] - 12日投開票の英総選挙は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)への影響と、与野党が両極端の政策案を示す中での選択という意味で、数十年に一度の重要な選挙になるとされている。このため、短期的にも長期的にもポンド、英国債、英国株に大きな影響が及びそうだ。

 市場はこれまで、ジョンソン首相率いる与党保守党が単独過半数を制する可能性を織り込み、ポンドが対ドルで7カ月ぶりの高水準を付け、英国株<.FTMC>も上昇するなど好反応を見せていた。

 ただ、10日発表の世論調査では野党労働党が追い上げて2大政党の差が縮まり、市場に動揺が広がった。

 選挙結果のシナリオごとに、予想される金融市場の反応をまとめた。

 ◎与党保守党が単独過半数

 このシナリオが最も市場に「優しい」と見なされている。単独過半数を得れば、首相は既にEUと交渉済みの案にのっとってEU離脱を実行するだろう。

 この案は、英国全体がEUの関税同盟に残ることを排除しているため、比較的厳しい内容だが、短期的には「合意なき離脱」が回避され不透明感が取り除かれる。