11月、フランクフルトのECB本部で記者会見するラガルド氏
12月9日、ECBは03年に行っていた前回の金融政策レビューで、物価目標の定義を「中期的に2%を下回るが、2%に近い」水準と明確化した。写真は11月、フランクフルトのECB本部で記者会見するラガルド氏(2019年 ロイター/Ralph Orlowski)

[ロンドン 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は12日、ラガルド新総裁の下で初めてとなる理事会を開く。投資家は総裁の一言一句や、対話スタイルのセンスに注目するだろう。金融市場の主な注目点を5つまとめた。

 1.9月の金融緩和にどれほど強いコミットメントを示すか

 ドラギ前総裁が9月に発表した利下げと資産買い入れを含む緩和策について、ラガルド氏はコミットメントを表明し、大きな変更は加えない見通しだ。

 ジェフリーズのマルケル・アレクサンドロビッチ氏は「緩和的な金融政策を維持し、マクロ経済見通しが変化しない限り変更しないというのが全体のメッセージだろう」と述べた。

 エコノミストによると、ECBが併せて発表する最新の経済見通しに大きな修正はない見通しだが、初めて盛り込まれる2022年の見通しは注目されるだろう。

 2.政策の協議・決定方法を変えるか

 ECB高官らが最近ロイターに明らかにしたところでは、ラガルド氏は理事会内の意見を最大限一致させることを最優先の課題とする見通しだ。