米連邦準備制度理事会(FRB)当局は「ドット」とうまく生きられないが、なしでも生きられない。  ジェローム・パウエルFRB議長は11日、当面は金利を変更する必要はないとの考えを示唆。また、利上げよりも利下げの敷居の方が低いことをにおわせた。  一つだけ落とし穴がある:連邦公開市場委員会(FOMC)声明と同時に公表された当局者の金利見通しが、異論を唱えているように見えたことだ。  FRBは四半期ごとに、当局者17人各自の金利見通しを示すチャートを「ドットプロット」として公表する。