[12日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は、反トラスト法(独占禁止法)違反の恐れがあるとの観点から、フェイスブック(FB)<FB.O>による傘下アプリの統合作業差し止めの仮処分申請を検討している。12日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。

FTCがこうした方針を決めた場合、FBが各アプリを相互に、また潜在的なライバルとの間で連係させるための新たな施策を実行するのを阻止する命令を裁判所に要請する公算が大きい。FBがこれまで買収した子会社を完全に統合する動きを禁止するよう求めることも考えられる。

WSJによると、FTCは早ければ来年1月にも裁判所に申請する可能性がある。

FBのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は今年3月、よりプライベートを重視する基盤作りの一環として、メッセージングサービスを統合する計画を発表。それに基づくと対話アプリ「メッセンジャー」「ワッツアップ」と写真共有アプリ「インスタグラム」は相互にやり取りができるようになる。

12日のニューヨーク市場でFB株は2.7%下落。投資家の間では、FTCの動きがFBにとってドル箱となっているワッツアップやインスタグラムの売却強制につながるのではないかとの懸念が広がった。