米ボーイングは、2件の墜落事故を起こした「737MAX」の生産を来年1月に一時停止する。この問題について説明を受けた関係者が明らかにした。同社が直面する危機が深刻化し、世界の航空宇宙業界全体で人員削減やレイオフの可能性が高まることになる。2件目の墜落事故を受け3月に737MAXが運航停止となった後も、同社はシアトル近郊の工場で1カ月当たり約40機の組み立てを続けてきた。運航再開の承認を求める間に在庫は約400機となっている。航空会社や各国政府関係者は、運航再開の承認は早くても来年2月とみている。ボーイングの生産停止の判断は米経済全体に影響を及ぼす可能性が高い。同社は米国最大の輸出メーカーで、民間の雇用主としても最大手の部類に入るためだ。
ボーイング、737MAXの生産を来年1月に一時停止=関係筋
有料会員限定
あなたにおすすめ