トランプ大統領
12月12日、米連邦準備理事会(FRB)が3回の利下げを実施し、米国株が最高値を更新したことで、トランプ大統領はFRBへの興味を失ったのだろうか。写真は12月10日、遊説先のペンシルバニア州で撮影(2019年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 12日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が3回の利下げを実施し、米国株が最高値を更新したことで、トランプ大統領はFRBへの興味を失ったのだろうか。

 金融政策に関してはトランプ氏のツイート回数は足元で激減し、FRBとの融和ムードが確立されたことがうかがわれる。一時はトランプ氏がFRB首脳部を「無知」「間抜け」などの侮辱的な言葉で罵倒し、FRBはトランプ政権の予測不能な通商政策のせいで景気が悪影響を受けるのを防ぐために利下げを通じた対応を迫られ、緊張関係が高まった。

 11日に終わった連邦公開市場委員会(FOMC)では、FRBは政策金利を据え置き、トランプ氏が再選を目指している次期大統領選よりもずっと先の、少なくとも2021年まで政策変更しない公算が大きいとの方針を示唆した。

 ところがトランプ氏は相変わらず金利が下がり続ける必要があるとの見解は示しながらも、今のところ今週のFRBの決定には何も反応していない。実際、事実上当面の打ち止めとみられる10月の利下げ以降、トランプ氏のFRBに関するツイートはペースダウン、口調も和らいでいる。

 こうした状況は、夏場から秋の初めにかけてFRBが利下げするかどうか、あるいはどのような利下げペースを採用するかを議論していた局面とは対照的だ。