来年の新興株市場は面白いかもしれない──。市場からこうした声が聞かれ始めている。写真は2015年8月、都内で撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 17日 ロイター] - 来年の新興株市場は面白いかもしれない──。市場からこうした声が聞かれ始めている。「5G」市場の拡大や規制緩和期待などを背景にして、2013年のように海外マネーが流入するとの期待が高まっているという。

海外投資家のシェア高まる

 インベスコ・アセット・マネジメントの日本株式運用部グロース運用チーフ・ポートフォリオ・マネジャー、得能修氏は、新興株が活況となった2013年に状況が似てきたと指摘する。

 13年は、アベノミクスが前年に始まり、日本の成長戦略に対し海外投資家の期待が高まった年だ。大型株だけでなく、海外投資家は出遅れていた新興株銘柄を買い、ジャスダックやマザーズなど新興株市場が大きく盛り上がった。

 日経ジャスダック平均の予想PER(株価収益率)は12年に11倍台に低下した後、13年5月に一時24倍台まで上昇した。その後、15倍から20倍台のレンジで推移していたが、18年にレンジを下回り12倍台に低下。その後、徐々に上昇し現在19倍台となっている。

「新興株市場における海外投資家の売買シェアは、12年12月時点の18%程度から現在は40%程度まで高まっており、存在感を増している。これが明確に買い越しに転じればマーケットそのものがおもしろい形になってくる」と得能氏はみる。