freee 代表取締役社長 佐々木大輔氏

freee 代表取締役社長の佐々木大輔氏
freee 代表取締役社長の佐々木大輔氏 画像提供:freee

■今年のビジネス本

 ウォルター・アイザックソン『スティーブ・ジョブズ I』(講談社)

■本書を読むべき人

 起業を目指すスタートアップ予備軍層

■本書の魅力

 これまでスティーブ・ジョブズに特別な興味はなかったが、プレゼン力向上のためにさまざまな動画を観た中で彼のプレゼンが断然面白かったため、本書を手に取った。

 ジョブズはストーリーの作り込みや特殊な言葉を多用せずに、身近で自然体に話す。トップダウンのリーダーシップスタイルで、freeeとは組織の作り方も違うが、それでも人を惹きつけてやまない。本書では、そんな彼の魅力を知ることができる。

■今年の1作

インサイド・ヘッド」(アニメ映画)

■作品の魅力

「感情と向き合うこと」がテーマの映画。freeeでは「ジブンゴーストバスター」という行動指針がある。向き合いたいジブンゴースト(なりたい自分になることを邪魔している弱いジブン)を言語化し、それに対するフィードバックを貪欲に求めて立ち向かうことなのだが、本作はそれにつながる考え方が盛り込まれている。

 仕事のパフォーマンスを保つためにも、自分の感情や思考パターンに向き合うことはとても重要だ。頭の中で起こっていることを自分でイメージしやすくなり、自分の生活に新たな次元が加わる。子ども向けの映画だと侮らず、ぜひビジネスマンにも観てほしい。

■2019年の振り返りと来年以降の抱負

 freeeでは1月に「freeeアプリストア」、6月に「資金繰り改善ナビ」など、クラウド会計サービスに留まらない拡張性のあるサービスを開始し、プラットフォーム元年といえる年になった。大枠の理想を実現するために何が必要なのかを追求することで、細かいことに惑わされず突き進むことができ、ミッション・ビジョンの策定がなによりも大事だと実感できた。

 これまではあくまで序章であり、上場は第一章のスタートだと捉えている。「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションの実現に向け、今後第二章、三章、さらにその先と、事業を進めていく。