「笑顔」と「挨拶」の力も借りる

 「行動で雰囲気を変える」なんて難しい、と感じるかもしれません。そんなときはまず、「笑顔」と「挨拶」を意識してみましょう。

 私がリーダー研修でお会いした、ある食品メーカーの支店長に「常に笑顔」という言葉がピッタリの人がいました。

 本当に、何があってもひたすらニコニコしています。私は不思議に思い、「いつもニコニコしていますけど、悩みとかないんですか?」と尋ねたら、ニコニコした顔を崩さないまま「ないわけないじゃないですか」と答えました。

 笑顔には、相手が内に抱えるネガティブな感情を緩和する力があります。「上から振られた仕事が面倒くさい。やりたくないなぁ」「目標を達成するなんて、どうせ無理だよ」という雰囲気がまん延している職場でも、リーダーが率先して常に笑顔でいることで、職場のネガティブな感情が緩和される。こんなことが現実にあるのです。

 職場では笑顔を心がけてください。

 もうひとつの「挨拶」もバカにはできません。私はサラリーマン時代、誰よりも明るく「おはようございます!」と言うよう心がけていました。その習慣は、リーダーになってからも、そして独立した今も変わることがありません。

「おはよー。今日も元気だ月曜日! また1週間、みんなと仕事ができるのは楽しい
なぁ! はい、おはよー」

 大げさではなく、これくらいのテンションで毎朝、挨拶をしていたのです。正直、煩わしいリーダーだなと感じていた人もいたでしょう。しかし、「この人は本当に、リーダーを、今の仕事を楽しんでいるな」という印象も与えることができていたと自負しています。

 明るい「笑顔」と元気な「挨拶」。明日の朝から始めてください。