ウェブサービスのように、細かなアップデートを繰り返す

 一方のズウィリンガー氏はバイオテクノロジーを専門とし、ゴールドマン・サックスやデロイトといったコンサルティング企業に勤務していた人物だ。出自も経験も全く異なるブラウン氏とズウィリンガー氏だが、むしろ2人の考え方の違いがAllbirdsに活気を生み出しているという。

Allbirds共同創業者のジョーイ・ズウィリンガー氏
Allbirds共同創業者のジョーイ・ズウィリンガー氏 Photo by N.N.

「考え方には異なる部分も多いですが、2人はジョークを交えながら軽快に話し合っています。サンフランシスコのオフィスはペット連れ込みも可能な開放的な雰囲気。情熱を持ったメンバーが家族のようにフラットな環境で働いていることが、急成長の原動力になっているのだと思います」(蓑輪氏)

 また、蓑輪氏がAllbirdsの働き方の特徴として挙げたのが、IT企業のような思想で行動していること。連絡や工程管理に最新のツールを導入するのはもちろんだが、その傾向は製品開発にも現れている。

「大手シューズメーカーは、一度リリースした商品をアップデートすることは多くありませんが、Allbirdsでは日常茶飯事。最新のウェブサービスのようにちょっとしたデザインや細かなつくりをたびたび改めており、その頻度は2年で30回近くにものぼります。小売店から『もしかしてちょっと変わった?』と確認の連絡が寄せられるくらいです」(蓑輪氏)