高値更新の米株に試練
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange as U.S. President Donald Trump speaks on the television shortly after the opening bell in New York, U.S., December 3, 2019. REUTERS/Lucas Jackson

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国株式市場はこれまでのところ、貿易戦争や決算低迷、今では米イラン対立を乗り越え、継続的に過去最高値を更新しているが、また新たな障壁を迎えることになる。大統領選をはじめとする2020年の米選挙戦だ。

 投資家は早ければ2月初めにもボラティリティーが高まることに身構えている。この時期にアイオワ州とニューハンプシャー州の民主党員が候補者選びを開始するためだ。民主党が大統領選候補者による次回討論会を開く14日には、来月に向けてどの候補が勢いを得るか手掛かりを得られるだろう。

 進歩的な候補者が優勢となったり、バイデン前米副大統領といった比較的市場志向と見られている穏健派があまり支持を得られなかったりすれば、株価は下落する可能性がありそうだ。

 民主党の候補者選びに時間がかかれば数カ月にわたる政治の不透明感に市場は直面するかもしれない。

 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(ボストン)のチーフ投資ストラテジスト、マイケル・アローン氏は「投資家は大統領選を巡ってより視界が晴れるまで様子見を決め込む可能性がある。特に市場では非常に堅調な1年だったため、投資家が様子見姿勢をとっても私には驚きではない」と述べた。