娘が母を紹介し、リファラル採用で入社した佐藤親子 画像提供:マネーフォワード

社員が友人や知人を紹介して人材採用をする「リファラル採用」で成功しているのが、個人向け自動家計簿アプリなどを提供するマネーフォワードだ。社員が見つけてくる人材は質が高く信頼できるため、リファラル採用を実施する企業自体は増えてきているが、マネーフォワードは一味違う。娘が母を紹介したり夫が妻を紹介したりと“身内リファラル”が多く、専用のカードまで作っているのだ。リファラル採用が成功する背景には、“勧めたくなる会社作り”の工夫があった。(ダイヤモンド編集部 塙 花梨)

 自社に合う人材を社員から紹介してもらい採用していく「リファラル採用」。もともとは欧米で注目されていたが、コストや手間をかけずに質の高い人材を採用する手段として、日本でも制度化して注力する企業が増えている。

 その中でも、個人向け自動家計簿アプリや企業向けバックオフィスクラウドサービスなどを提供するマネーフォワードのリファラル採用(紹介採用)は活況を呈している。直近1年で入った約240人のうち50人強が、社員の紹介で入社している。リファラル採用というと友人知人を紹介することが多いが、マネーフォワードでは家族を紹介し入社するケースが増えており、すでに親子が1組、夫婦が3組働いているという。

 一度リファラルのコツをつかんだ社員はどんどんフィットする人材を紹介するようで、マネーフォワードの人事本部副本部長である菱沼史宙氏によると、まさに「リファラルがリファラルを呼ぶ状況」になっているという。