一生お金に困らない個人投資家という生き方Photo:PIXTA

ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックで読める!月ごとに新しく提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料で公開します。今回は2020年2月提供開始の『一生お金に困らない個人投資家という生き方』。個人投資家としての技術やスキルを身につける方法をお届けします!

はじめに

「日本人は、なぜこんなにも将来が不安なのでしょうか?」

 この問いに対して返ってくる答えは、「このままでは将来年金がもらえるかどうかわからない」「会社に定年まで雇ってもらえるかどうか不安」「このままでは日本で国債暴落や通貨危機が起きるのではないか……」など。現在の生活が維持できない不安、つまり、お金に対する不安に悩んでいる人が実に多いのです。

 私は、将来に対する不安から6年前に18年間勤めていた会社を退職し、個人投資家という職業を選択しました。

 その結果、現在、サラリーマン時代の約2倍の年収を得ることができるようになりました。個人投資家という職業には将来の失業不安や定年もありません。

 もちろん年金に対する不安や、東日本大震災のような自然災害で家がなくなったらどうしようという不安は、はっきりいって私にはありません。日本または世界のどこに住んでいても、毎月200万円の家賃が口座に振り込まれてきますし、インターネット環境さえ整っていれば、毎日デイトレードで稼ぐこともできます。

 私がそもそも株式投資や不動産投資で自立しようと思ったのは、会社の仕事があまりにもハードだったからです。このまま続けていたのでは、いつか病気になってしまうという強い危機感がありました。

「過酷な奴隷労働から解放されて自由になりたい!」という強い気持ちが、個人投資家への推進力になりました。

 ネット証券大手の松井証券によれば、デイトレーダーの国内人口は約5万人いるそうです。弁護士の人口は2011年1月1日時点で3万447名ですから、デイトレーダーもいまや立派な職業として認知されてもいいのではないでしょうか。

 国内大手の野村証券や外資系証券会社で毎日売買を繰り返しているディーラーはエリートとして社会的評価も高く、高い報酬を得ています。しかし、同じことをして、同じ結果を出したとしても、デイトレーダーというと、なんとなく単なる「うさん臭いギャンブラー」というイメージが世間では定着してしまっているのはとても残念に思います。