最も長いヘビと最も重いヘビを捕まえたハンターにはそれぞれ2000ドルの賞金が贈られる。賞品にはオフロード車などもある。

 エイコックさんたちのチームは徒歩のほかに自転車や改造SUVを使い、ビルマニシキヘビを探して昼も夜もエバーグレーズに網の目のように広がる土手を丹念に探し回っている。

ニシキヘビを探すエイコックさん
写真は15日、ニシキヘビを探すエイコックさん(2020年 ロイター/Marco Bello)

 エバーグレーズで最初にビルマニシキヘビが見つかったのは2000年ごろ。ペットのオーナーが輸入したり、1992年のハリケーン「アンドルー」襲来で破壊された飼育施設から逃げたりしたヘビがエバーグレーズにすみついたと思われる。

ワニをも飲み込み

 ビルマニシキヘビは体長18フィート(5.5メートル)以上、体重100ポンド(45キロ)に以上になるものもあり、エバーグレーズのぜい弱な生態系に深刻な被害を及ぼしている。米地質調査所(USGS)が2012年にエバーグレーズ国立公園を調査したところ、アライグマは99%、オポッサム(フクロネズミ)は98%、ボブキャットは87%も減っていた。アリゲーター(アメリカワニ)を飲み込もうとしているビルマニシキヘビが見つかったこともある。エイコックさんは「昨晩、土手でオポッサムを1匹見かけた。この5、6カ月で小型動物を目にしたのはこれだけだろう」と話した。

 南フロリダ水管理局やフロリダ魚類野生生物保護委員会など州当局は数年前にビルマニシキヘビせん滅作戦を開始。ニシキヘビハンターには捕まえたヘビの大きさや重さに応じて時給を支払っている。