2019年の報告によると、この2017年3月にこのプログラムが始まってから当局と契約を結んだハンターが駆除したビルマニシキヘビは約1900匹。

苦戦続き

 ただ、ビルマニシキヘビとの闘いで州当局は苦戦している。ビルマニシキヘビは体が大きく、生息数も数十万匹との推計があるほど多いが、エイコックさんによると1匹見つけるのに平均で8時間もかかる。

ニシキヘビを探すエイコックさん
写真は15日、ニシキヘビを探すエイコックさん(2020年 ロイター/Marco Bello)

 入手可能な最新のデータによると、このプログラムの開始当初から2018年半ばまでに南フロリダ水管理局、フロリダ魚類野生生物保護委員会から捕獲を請け負ったヘビハンターがエバーグレーズでヘビ探しに充てた時間は計1万4000時間で、駆除は1186匹。最大100個の卵を持つメスが見つかった例もある。

 フロリダ州の野生生物管理部門を率いるクリステン・ソマーズさんは「生態系の中で影響を受けやすい、鳥の繁殖地での駆除を目標にしており、捕殺数はともかく、1匹でも駆除すれば効果はある」と述べた。

 しかしエイコックさんは15日の夜、ビルマニシキヘビを1匹も見つけることができなかった。気温が低く、変温動物のヘビが物陰に身をひそめてしまったからだ。

 エイコックさんは「エバーグレーズの生態系からビルマニシキヘビが1匹でも減れば、生態系の回復という目的に一歩近づく。ここは楽しくもあるが、任務には真剣に取り組んでいるし、努力は惜しまない」と語った。

(Zachary Fagenson)

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