サブスクリプション登録メンバーの利用料金は月額1480円から。最小単位は、3種類のコーヒーがそれぞれ約3杯分ずつ、合計で約140グラムからとなっており、量と頻度に応じて料金が変動する。豆の種類による金額の違いはないそうだ。送料は無料で、初回注文後、最短で翌日には商品が投函される。初回登録時には折りたたみ式のオリジナルドリッパーも付いてくる。登録ユーザーはバリスタにLINEでコーヒーに関する相談をすることも可能だ。

3種の豆とペーパーフィルター、初回特典の折りたたみ式ドリッパーのセット。挽豆を選択すると配送直前に挽いたものをパックしてくれる。 画像提供:POST COFFEE
3種の豆とペーパーフィルター、初回特典の折りたたみ式ドリッパーのセット。挽豆を選択するとコーヒー豆は配送直前に挽いたものをパックしてくれる 画像提供:POST COFFEE

試飲・抽出体験で「コーヒーのある暮らし」をイメージしやすく

 POST COFFEEでは、正式版サービスリリースとともに、東京・目黒の目黒通りに焙煎所を備えたリアルのコンセプトストアを開設。完全招待制のプレオープンを経て、2月10日よりグランドオープンする。

店舗外観 Photo by W.M.
店舗外観 Photo by W.M.

 サービスを使ったことのない顧客が店頭を訪れた場合は、まずコーヒー診断を受ける。データから得た“カルテ”をもとに、バリスタが好みを調整して、機械学習とは違った視点でコーヒーをレコメンドする。試飲や淹れ方といった実店舗での体験を経て、顧客にとっての「コーヒーのあるライフスタイル」をイメージしやすくすることをねらう。

バリスタが淹れ方をレクチャーした後、実際に抽出を体験 Photo by W.M.
バリスタが淹れ方をレクチャーした後、実際に抽出を体験 Photo by W.M.

 すでにPostCoffeeを利用している場合は、会員画面ごとに発行されるQRコードをバリスタに見せればいい。バリスタはコーヒー診断やこれまでの購買履歴を確認した上で顧客の要望を聞いたり、別の購買履歴にはないおすすめのコーヒーを紹介したりする。また、エアロプレスやフレンチプレスといった、ハンドドリップとは違う淹れ方の体験なども可能だ。

 下村氏は「ハンドドリップでコーヒーを淹れるのは、意外と面倒ではない。洗い物はドリッパーだけで、ペーパーフィルターを捨てたら水でざっと洗えばいいし、淹れ方もそう難しく考えなくても、適当でもよい」という。ただし「コーヒーを淹れるのが面倒」と思う面倒くさがりのユーザーのためには、紅茶のティーバッグ式のドリップパックも用意しているそうだ。今後は家電メーカーと協業し、年内に独自のコーヒーメーカーを開発する計画もある。「スペシャルティコーヒー専用のメーカーを、IoT製品として開発できればと考えている」(下村氏)