一緒にいて息苦しい上司一緒にいて息苦しい上司になっていませんか?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

良かれと思ってやっているあなたの何気ないその行動が、部下の気持ちを遠ざけます。信頼を築くには年月が必要ですが、信頼が崩れるのは一瞬です。あなたが思った以上に部下はあなたのことを観察しています。(カスタマーズ・ファースト株式会社代表取締役・代表講師、産業カウンセラー 片桐あい)

1つでも当てはまったら「黄色信号」
3つ以上当てはまったら「赤信号」

 あなたは、下記の9つの項目を見て、自分に思い当たることはないでしょうか。

1.つい、仕事の完成度を上げることを求めてしまう
2.つい、役割を越えて相手の仕事に踏み込んでしまう
3.つい、八方美人で他の部署にいい顔をしてしまう
4.つい、自分の個性を認めさせたくなってしまう
5.つい、データや裏付けをしつこく求めてしまう
6.つい、リスクはどうなのかと問い詰めてしまう
7.つい、中途半端な状態で投げ出して逃げてしまう
8.つい、強さを発揮しすぎて相手を追い詰めてしまう
9.つい、我慢しすぎて怒りをため込んでしまう

 具体的な9タイプ詳細については、拙著『職場の「苦手な人」を味方に変える方法』(PHP研究所)を参照にしていただくとして、職場での日常の自分を思い出してチェックしてみてください。9つの項目のうちのいくつ当てはまったでしょうか。1つでも当てはまったら「黄色信号」、3つ以上当てはまったら「赤信号」です。

「つい」というのがキーワードです。悪気はなく、意識してやっているわけではないところが怖いところです。