イジゲン代表取締役CEOの鶴岡英明氏 Photo by Yoshiki Usui
イジゲン代表取締役CEOの鶴岡英明氏 Photo by Yoshiki Usui

飲食産業は、過渡期を迎えている。消費税率の引き上げ、人材やスタッフ不足、労働時間の長さなど――さまざまな要因が重なり、閉店する飲食店は年々増えていくばかりだ。そんな業界の中で、あるサービスにスポットライトが当てられている。月額5980円で、提携店舗のランチを毎日食べることができる「always LUNCH」だ。飲食のサブスク化、そして挑戦的な価格設定が、多くのユーザーを惹きつけている。サブスクリプションは外食産業を変えていくのか。その可能性に迫る。(フリーライター うすいよしき)

サブスクリプションでランチの常識は変わるのか

 AmazonプライムやNetflixといった動画配信サービスに始まり、さまざまな領域で加速度的に導入が進む“サブスク”ことサブスクリプション(定額制)サービス。今やその対象は「食」の領域にも広がっている。大分県に本社を置くスタートアップ・イジゲン、同社は昨年10月から、月額5980円(税別、3月1日以降の新規購入および更新は7980円となる)で、提携店舗のランチを毎日食べることができる「always LUNCH」を提供して注目を集めている。

 もともと、大分を中心にして、店舗が手軽にサブスクリプション(月額課金などの定額制。略称サブスク)を導入できるサービスを提供してきた同社だったが、昨年10月には福岡市と京都市で飲食店のランチに特化したサービスを開始。現在その提供範囲を拡大している。

 飲食の“サブスク化”は私達の生活にどのような影響を与えていくのか。always LUNCHを展開するイジゲン代表取締役CEOの鶴岡英明氏に、飲食産業とサブスクリプションの未来を聞いた。