サムスン電子のロゴ
 2月18日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で米アップルの中国生産に支障がでていることが明らかになった。この機会にスマートフォン市場でサムスン電子が優位に立つ可能性がある。写真はサムスンのロゴ。ソウルで2018年3月撮影(2020年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 18日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で米アップルの中国生産に支障がでていることが明らかになった。この機会にスマートフォン市場でサムスン電子が優位に立つ可能性がある。中国事業を縮小し、生産拠点をベトナムにシフトしていたからだ。

 アップルは17日、新型コロナウイルスによる肺炎の流行で中国でのスマホ生産と需要双方が影響を受け、1─3月期の売上高が自社予想に届かない見通しを明らかにした。

 新型肺炎が中国で発生する前から、今年の世界スマホ市場は2年連続で縮小すると予想されていた。ただでさえ低迷が見込まれていたところに、新型肺炎が追い打ちをかけた格好だ。

 中国では新型肺炎の流行を受け企業や工場は数週間にわたり休業を強いられた。今週になって操業再開の動きが始まったが、本格稼働にはほど遠い状況だ。

 中国勢ではすでに小米科技(シャオミ)が1─3月の販売が落ち込むとの見方を示している。

 アップルとともに主要なライバルである華為技術(ファーウェイ)はまだ生産上の問題を発表していないが、サムスン関係者やアナリスト、部品業者からは、中国での生産や部品への依存度が高いことから、かなりの痛手を受けているとの声が聞かれる。