国会議事堂
2月27日、「選択的夫婦別姓」の導入を求める市民団体などの集会が、国会内で開かれ、出席した与野党議員に、今国会での民法改正実現を求める要望書が手渡された。写真は都内で2016年7月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 27日 ロイター] - 「選択的夫婦別姓」の導入を求める市民団体などの集会が27日、国会内で開かれ、出席した与野党議員に、今国会での民法改正実現を求める要望書が手渡された。

 夫婦が望めば異なる氏を持つことを可能とする選択的夫婦別姓は、1996年に法制審議会が導入を提言して以来、何度カ国会での議論が活発化したものの、保守層の支持を受ける自民党の強い反対などで実現していない。

 法務省によると、現在、夫婦同姓を法律で規定している国は世界で日本以外にない。国連人権委員会は数回にわたり、日本に同姓強制を是正するよう勧告している。

 今国会では、衆議院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓問題を取り上げ、これに対し与党とみられる議員からやじが飛んだことから、開幕早々、与野党攻防の火種となった。

 玉木代表は1月22日の代表質問で、現行制度のもとで夫婦別姓を選べず悩みを抱える友人の例を紹介したが、その際「だったら結婚しなくていい」というやじが飛んだ。野党はこれに強く反発。発言は自民党の杉田水脈氏のものとみて調査と謝罪を求めていた。

 杉田氏はこれに関する取材に応じず、衆院議員運営委員会理事会は2月4日に、発言者も内容も特定せず、今後は不規則発言に注意することで与野党が折り合った。