2月28日、米国の長期金利が過去最低水準を更新する一方、日本の金利低下は限定的であり、「日米金利格差」は約5年ぶり水準に縮小している。写真は都内で2016年3月撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 28日 ロイター] - 米国の長期金利が過去最低水準を更新する一方、日本の金利低下は限定的であり、「日米金利格差」は約5年ぶり水準に縮小している。その大きな要因は、日米の利下げ期待の違いだ。米国ではすでに3回程度の利下げ観測が市場で想定されているが、日本ではまだほとんど織り込まれていない。

日米金融政策見通しの違い

 米10年債利回りは1.2%台と過去最低水準を連日更新している。一方、日本の10年債利回りは足元でマイナス0.16%まで低下しているとはいえ、まだ前年11月以来の水準。過去最低のマイナス0.3%まではまだ距離がある。

 この結果、10年国債利回りの日米差は、足元で1.38%程度に縮小。年初の1.82%から大幅に縮まり、2015年2月以来、約5年ぶりの水準に縮小している。

 その大きな要因は、日米の金融政策見通しの違いが大きいとみられている。

 CMEグループのフェドウオッチによると、27日時点で米連邦準備理事会(FRB)は9月までに計0.75の利下げを行うと市場は織り込んでいる。1回0.25%とすると3回分だ。市場では「3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でシグナルを出し、4月に実施」(外資系証券)との見方が多い。