デラウェア州ウィルミントンでスピーチするバイデン氏
3月18日、米大統領選に向けた民主党候補指名争いでは、左派のサンダース上院議員が撤退の瀬戸際に追い込まれる中、中道派のバイデン前副大統領が大統領選の鍵を握る重要州で勝利した。写真は12日、デラウェア州ウィルミントンでスピーチするバイデン氏(2020年 ロイター/Carlos Barria)

[ワシントン 18日 ロイター] - 11月3日の米大統領選に向けた民主党候補指名争いでは、左派のサンダース上院議員が撤退の瀬戸際に追い込まれる中、中道派のバイデン前副大統領が大統領選の鍵を握る重要州で勝利した。この勢いに支えられてバイデン氏は、トランプ大統領との対決に照準を合わせることができるようになった。

 バイデン氏は17日に実施されたフロリダ、アリゾナ両州を含む3州の予備選でサンダース氏に圧勝。両州は有権者が共和党、民主党のいずれにも揺れ動き得る激戦州として知られ、大統領を選ぶ上で鍵を握る。

 新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大しているにもかかわらず、両州の投票は出足が好調で、多数の有権者が早めに投票を済ませた。民主党支持者の間ではトランプ氏打倒の熱意は依然として強いことがうかがえる。

 エジソン・リサーチの調査では、女性やアフリカ系米国人、地方の白人を含む幅広い有権者層がバイデン氏の指名を確実にした。同じく大統領選の結果を左右するミシガン州の予備選をバイデン氏が先週に制した際にも、同様の調査結果が示されていた。

 おそらく最も意味深いことは、2018年の中間選挙で民主党が米下院の多数派を奪回するのを支えた郊外の穏健派有権者層でバイデン氏の支持が広がったように見えることだ。