米連邦準備理事会
3月23日、米連邦準備理事会(FRB)が発表した無制限の量的緩和(QE)について、アナリストは、米国債市場の流動性拡大に寄与する可能性があると指摘している。写真はワシントンで2012年4月撮影(2020年 ロイター/Joshua Roberts)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が23日発表した無制限の量的緩和(QE)について、アナリストは、米国債市場の流動性拡大に寄与する可能性があると指摘している。

 ただ金融市場は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて混乱しており、たとえFRBがすべての国内債券を買い入れたとしても、米国債市場の価格形成機能の低下は続くとの見方も出ている。債券市場の投資家が急激な景気縮小を懸念しているためだ。

 米国債市場では数週間前から流動性が低下し、国債価格が乱高下している。これを受け、FRBは3月初旬に利下げを実施。その後も大胆な市場支援策を導入していた。

 23日には緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、初の社債購入や企業への直接融資に踏み切ると発表。中小企業向け支援プログラムを「近く」導入するとも表明し、これまで金融市場中心だった介入を実体経済に対しても拡大する方針を示した。

 また無制限の量的緩和を行う方針も決定。米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を必要なだけ買い取ると表明した。

 FRBは先に、国債を少なくとも5000億ドル、MBSを少なくとも2000億ドル買い入れると表明していた。