箕輪 転校生が初めて登校したときって、居心地が悪いじゃないですか。何をしたらいいか分からないし、ここにいていいのかなって思うから。でも、先生が「金魚にエサをあげてね」って頼むと、それがその子の役割になって、自分はここにいていいんだって思えるんですよね。

ムーギー 「なぜ転校生には金魚のエサやりをさせるべきなのか」って、本のタイトルになりそうですね。

箕輪 新書にありそう(笑)。それが分かってからは、みんなが「ここにいていいんだ」って思えるようなマネジメントをするようになりましたね。そう変わってから、組織がどんどん拡大していって、その数が強みになった。

 はたから見たらただいるだけのメンバーも、SNSで拡散してくれるから、大きなムーブメントが作れるんですよ。世の中に対するインパクトも大きくなるし、大手企業からコラボレーションの申し出も来るようになりました。

ムーギー 「みんなに居場所を与えるコミュニティーを作る」というオンラインサロンの価値は、企業の組織マネジメントにも通じるし、社会のあり方としても求められていますよね。

人はお金が稼げないことよりも
必要とされなくなることがつらい

箕輪 これからAIが台頭してくると、役割をどんどん奪われていくようになりますよね。そうなったときに、人はお金が稼げないことよりも、必要とされなくなることがつらくなると思うんです。ここに、これからの日本の課題かつ需要があると思っています。

ムーギー 私も、AI時代にこそ、オンラインサロンのような居場所が必要になってくると思いますね。オンラインサロンという形ではなくても、誰もがその一員だと感じられるようなコミュニティーということです。

箕輪 尊厳を与えられる居場所ですね。

ムーギー そういう意味では、21世紀を生き抜くための教育改革の一つに、「コミュニティの作り方」を入れたら役立ちますよね。

箕輪 コミュニティの作り方は、僕も知りたいです。今は強烈なメッセージを発信するカリスマ的な人がコミュニティを作っているじゃないですか。でも、そういう人がいなくても成り立つコミュニティのあり方とか、再現性のある形を模索してみたいですね。