今回のコロナ騒動でマスクやトイレットペーパーを求めてドラッグストアに行き、店内の食品売り場の充実ぶりに気づく消費者も少なくないようです今回のコロナ騒動でマスクやトイレットペーパーを求めてドラッグストアに行き、店内の食品売り場の充実ぶりに気づく消費者も少なくないようです Photo:SOPA Images/gettyimages

後に新型コロナウイルスが沈静化した時、消費の仕方が劇的に変わっていることに気付く!? 感染拡大を続ける新型コロナで、東京都は3月28、29日と不要不急の外出を控えるよう自粛要請を出した。これに合わせ百貨店に行くのをやめたり、“巣ごもり対策”として近くのスーパーなどに駆け込んだりした人も多いはず。しかし、そんな今まで当たり前だった消費行動をコロナショックは一変させるかもしれないのだ。(流通ジャーナリスト 森山真二)

ドラッグストアでは
食品の売り上げが増加

「マスク品切れです」「入荷のめどは立っていません」――。

 すでにお馴染みになったドラッグストアのマスク売り場や店頭の貼り紙。

 政府がどんなに「3月はマスクを何億枚供給しました」といっても、ドラッグストアの店頭では一向に品薄が解消される気配がない。

 しかし、新型コロナの感染者が増えれば増えるほどマスクが必要になり、2月、3月とドラッグストアを回ったという消費者も少なくないだろう。